この日の第1試合、朝10時のキックオフでした。
強い日差しで、前夜からの霜が融けてタッチライン際のかなりの部分がぬかるんでおり、足を取られるプレーヤーが続出しました。
どちらも決め手を欠き、膠着状態が続いた前半21分、川越はペナルティからFWが突進し、ラックを連取した後、9→15→8とつないでトライ(0‐5)。立教はまたしても先制点を許してしまいました。
さらに前半終了間際の25分、ハーフウェイライン付近で立教のBKラインがパスをインターセプトされ、そのまま独走トライ。ゴールも決まり、前半終了(0‐12)。
ここまでは、互角の内容なのにリードを広げられてしまうという9月の負け試合と同じパターンでした。
しかし今日はここからが違いました。
後半7分、敵陣深く攻め込み、立教はラインアウトで8がきれいにキャッチ、9→10へパス、10が相手ディフェンスラインの裏へうまく抜けてダウンボール、12が素早く拾ってトライ(7‐12)。
流れるような鮮やかな攻撃で追い上げ開始です。
後半20分、自陣でのラックでボールをキープし、10がラックサイドを突破、さらに5→7とつないで大きくゲイン。敵陣ゴールライン手前で捕まって一瞬ラックとなるも、9が素早く抜け出して中央へトライ。ゴールも決まってついに逆転!(14‐12)。
この時点で残り5分。ボールをキープし続ければ勝ちなのは分かっていても、立教はこういう状況設定に慣れていないためか、ペナルティなどで何度か相手にボールが渡ってしまいました。
しかし相手のミスにも救われ、結局このままノーサイド。公式戦久々の勝利です。
先発メンバーは2年生3人、1年生12人と、むしろ1年生が主力となっています。
1学期から夏合宿までの間に多くの1年生が入部してくれた時、部員数は30人を超え、部内で紅白戦ができるほどになりました。このままチーム力がアップしていけば、秋の公式戦はかなり期待できると予想していました。
ケガ人や退部者もあって、必ずしも予定通りにはなりませんでしたが、11月の1年生大会の頃からようやく歯車が噛み合ってきた感じです。
3か月前に0‐50で大敗した相手に、接戦ながらも勝てたことは、今後の大きな自信になるでしょう。
ところで、キックのキャッチミスが何度か見られましたが、地面がぬかるんでいたことを思えば、何割かは運でしょう。いい練習ができたと割り切ればよい。
むしろ、相手がそこを弱点と思い込んで、何度も雑なキックを蹴り込んできてくれたのは、立教にとってラッキーでした。3か月前の試合では、確実なモール攻撃で何度もトライを奪われ、苦しめられましたから。
ただし、前半17分、相手のハイパントに対して、自陣ゴール前にも関わらず、直接取りに行かずにバウンドを待って取ろうとして、結局相手に取られ、ピンチを招く場面がありました。あれはいけません。
ハイパントは必ず誰かがノーバウンドで取りましょう。
次の試合は12月27日(火)11時キックオフ、場所は立教グラウンドで、相手は12月23日に決まります(朝霞高と川越工の勝者)。
次の試合は平日ですが、出来る限りグラウンドに足を運んで頂き、熱い声援をお願いします!
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